ブラックホールとは簡単に説明すると!中に吸い込まれたらどうなるの!?

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ブラックホールとは?簡単に説明すると?

ブラックホールは宇宙の天体の一つですが、その名のとおり光を発しておらず、観測ができない為、とてもの多い天体です。
宇宙に開いている穴?光も吸いこまれて見えないって本当?
しかし、重力波の初観測など最近の研究のおかげで、その正体が少しずつ分かってきました。

ブラックホールとは、あまりに大質量で高密度、強重力を持つために物質はもちろんのこと光すら抜け出すことができない天体のことです。

「ブラックホール」という呼び方は、1967年にアメリカの物理学者であるジョン・ホイーラーによって付けられました。

ではブラックホールはどうやって誕生するのでしょう。

超新星爆発を起こすような重い星の中でも、太陽の20倍を超えるような非常に重い星の場合、超新星爆発を起こしたあとに残される中心核は自らの重力に耐えられず、さらにどんどんつぶれていきます。
こうして極限までつぶれた非常に密度の大きい天体が、ブラックホールと呼ばれます。
アインシュタインが提唱した一般相対性理論によれば光も重力の影響を受けるので、非常に重力の強いブラックホールからは光さえも出てくることができません。

非常に重たい星の最後がブラックホールになるんですね。

星が寿命を迎えると太陽の3~8倍の星は超新星爆発で吹き飛んでしまい、
8〜30倍の星は中心に中性子星を形成し、
20倍以上の星がブラックホールになれるそうです。

ブラックホールの中に吸い込まれたらどうなる?

インターステラーという映画はご存知でしょうか。その中では内部に多次元空間が存在し、人間が時空を自由に行き来できるシーンが描かれていましたが、大半の科学者の考えでは物質は分子レベルまで木っ端微塵になるだろう予測されている。

ブラックホールの中心である特異点は、原子1つよりも小さい点と考えられており、一般的にはブラックホールに近づくものは、スパゲッティ現象化もしくは究極に引き伸ばされた状態となり、なんであれその巨大な重力によって※特異点に吸い寄せられ、物理的にも数学的にも計算不能な失われた状態に陥ると考えられている。

※この場合の特異点とは重力が無限大になる点のことを言う。

ホワイトホールやワームホール?

しかし別の意見も。
これも昔からSF等では有名な話ですが、ホワイトホールやワームホールが存在するのではと予測する科学者もいます。

ブラックホールは、その超強力な重力のために、近づくものを吸い込み、吸い込まれたものは永遠に失われてしまうと一般的に考えられているが、最新の研究によってブラックホールの中心にはワームホールがあり、吸い込まれたものは宇宙の別の空間に吐き出される可能性もあるとの見解が浮上している。

超重力で時空を歪めてしまうブラックホールなので、別の空間に繋がっているのではないかという説も存在します。

ブラックホールとホワイトホールは、繋がっているのでブラックホールから吸い込まれると遠い宇宙にあるホワイトホールから出てくるだろうという主張もあります。

ブラックホールとホワイトホールをつなぐトンネルがワームホールです。

ブラックホールの謎が解明されれば瞬間移動やタイムトラベルができる日が来るかも知れませんね。

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